今一度、ゆらゆら帝国 柴田一郎さんのインタビューを読んで一郎さんに思いを馳せる

意外とナイーブな一面を持つ柴田一郎さん



 

貴重なインタビュー


ゆらゆら帝国のドラマー柴田一郎氏に迫ったインタビューは数少ないです。
そんな中で、音楽と人 2003年 3月号より貴重な柴田一郎のインタビューを引用しここに雑感を記します。

――中2からドラムを始めたとのことですが初の楽器だったんですか?
「そうですね。はじめはドラムってどんな楽器かもわからないしまあ流れでなんとなく」
――ミュージンャンになりてえ!的な野望がその前からあったとか?
「いや、友達と一緒に何かやろう、バンドやろうって話になってそれで。その時は(ドラムをムショーにやりてえ)とは思ってなかったですから、オレ(苦笑)」
――(バンド〉ってのが重要だったんですか?
「うーん??遊びたかったんじゃないですかね? 遊びの流れが楽器になったっていう感じ」
――じゃあ、普通に遊び友達とバンドを組んでみたってことですよね?
「いろいろとあれ遊び、これ選びでどんどんつまんなくなってそれで結局流れ着いたところがバンドだったんじゃないですか、当時(笑)」
――ナルホド(笑)。最初はどんな曲やってました?
「中学生の時ははとんど家でワーッてやるだけで、曲も何も出来なくて終わっちゃったんですよね。高校になって年上の人のバンドに入って、まあ家も近所の人だったんで。みんなストーンズとか好きってことで入ったんですけどオリジナルばかりでコピーはほとんどやらなかったんですねえ」

柴田さんは

  • ドラムは遊びの延長だった

  • 初めてのドラムは中2

  • 高校でオリジナルをやるようになった

みたいで、それなりに早いスタートを切ったようです。
そんな柴田さんが、お酒のお話をするとき、彼のファニー感が出ます。

――聞くところによると、ドラマーとして相当数のバンドを渡り歩いてきたとか。
「(チョイさびしそうに)……何かねえ、当時はやる気なくなったり酒飲んじゃったり」
――ああ、飲むと記憶なくすほうですよね。たまに飲んでる一郎さんに会うと本気でコワい時あります(笑)
「ええ!?そんなことないですよとってもファニーな〈マネージャー氏に向かって→)ねえ天使っぽくない? いや、オレ飲むと天使っぼいと思うんだけどなあー」
――(笑)いや、楽しい酒なんですけどね。ニコニコしてるんだけどやってることが意味不明だっていう(笑)。基本的にはハッピーな酒ですよね。キレる人とかいますけど そういうんじゃないですよね。
「キレてた時期もまあ低迷してた時はありましたけど。キレてたっていうかね、ヘンになっちゃってた時ありましたよ。酒の種類にもよるんですよ。ジンがダメなんです、オレ。ワインとシャンパンと焼酎がけっこういいんですよ、完全に記憶なくすんですよね(笑)」
――ダハッ!! 僕もそうですけど私生活がモンモンとしてるとヘンな酒飲んじゃいますよね。
「ああ、飲まれちゃってねえ。あとねイヤだったことバッと思い出しちゃうんですよ」
――うんうん、恥ずかしいこととかね。身悶えしたくなりますよ!
「そういう時どうします?マラソン?外ガーッ!!って走っていきます?」
――いやいやいや(笑)。でも転げ回ったりとか、とりあえず身体働かしますよね。
「オレね、思い出したことよりももっと恥ずかしいことすれば絶対それ消えるんですよね。バッ!!と服脱いで外ガッーって出てウォ~!!って(笑)。小便バ~ッ!!って振りまいてウワ~!!……それぐらいやれば絶対そんなこととか忘れるもんね」
――ハッハッハッハッ(爆笑)。
「いや、やんないですけどね(ニヤリ)」

小便バ~ッというところがだいぶキてます。

過去のいやな思い出を思い出しちゃうこともある、かわいいひとです。

そんな柴田さん、ゆらゆら帝国に入ったときは29歳。

複雑な心境だったこと、さまざまな内面の葛藤を語ってくれています。

――いや、オモロい(笑)。ところでゆらゆら帝国に入ったのっていくつぐらいの時でした?
「うーん……29……だったかな?」
――男三十路前って複雑な心境だったりしません?
「何かいろんなこと考えましたね。入ってすぐレコーディングだったんですよ。前にやってたバンド(かかし。柴田在籍時はハードなサイケ色が強かったが現在はスペイシーなファンクバンドとして活動中)と同じ考えで叩いてたから、はじめはそんな感じだったんですよね。曲もバンドも人もすべて違うんだけどずっとそういうやり方でやってきて。だけどある時<これじゃいかん!>と思ったのが29。それからガーッ!!ってやるの一回ヤメて。3人しかいないとか、あと曲をどうしよう?って思った時に、今だったらできるようなことも普通にやってまるでできなかったっていうのがね――20代半ばくらいにどこかが崩れてガーッ!!とやるのに専念してたから――だからねモヤモヤしてた時があるんですよ」
――ええっ!!なんか意外だなぁ。
「何か自分の気持ちが抜けきれなくて抜けきれなくて……曲をどういうふうにしたいかわからなかったというか……そういうとをいろいろ考えちゃって。すごくモヤモヤした気持ちがあったんですけど」
――そこで発想が転換できたきっかけは何でした?
――「で、原チャリ買ってみたんですよね、練習行くのにラクかなって。そしたら楽しくなって。その当時家に車なかったから、じゃあいっちょ中免取りに行くかなって。免許取ってすぐバイク買って。そしたらさらに楽しくって。こりゃ大型いかなきゃダメだ!と思って、それで取って……そしたら当時アクセルを上げるのが楽しくて楽しくて……それでねバンドのほうもすごくいい気持ちなんですよ、スッキリ抜けた気持ちで行くと。それから自分の中でいろいろ晴れてきて」
――いやぁ聞かなきゃわかんないことですねえ。
「イマイチ叩いてる時に度胸がなかったっていうか(笑) なんかそんな感じがするんですよねえ」
――これでいいのか!?ってモヤモヤしたものを抱えたまま進んできたんですね。
「そうだったんですよ!!ビデオ見ると、自分がダメだなぁって思う時が昔はあったんですよ」
――バイクに救われたわけですね。
「でもやっばり突き詰めて考えると、バンドのほうが楽しいと思いますけどね」
――ちなみに旅行もお好きとか?
「実際に行ってみるまでは閉鎖的な人間だったんですよ。何をやっても楽しめない、酒、飲まないと人前に出られないそんな感じだったんですけど。旅行するようになって、ちょっと変わった気がしますね。そうだ!バイクも旅行行ったからですよ!オーストラリアのもっと下の島なんですけどみんなノーヘルでバーッと走ってるんですよ。こりゃもうパイク買うしかねえな、と。それで海に入ったり、現地の人に話し掛けられたり……それからですよ。ああ、いいなと思ってまた行こうとか思ってるんですけど。今度はボンべ背負って潜りますよ!」
――楽しそう(笑)ドラマーとしても充実してます?
「今、楽しいですねえ!つまんなくなんないんですよね ……って言うと前に一緒にやってた人に悪いですけど」
――ムチャクチャ前向きな感じ?
「前向きというか……みんなに支えられて、ハイ(謙虚な笑みで)」

柴田さんはゆらゆら帝国に入る前、それなりにもやもやしていたようです。
かかしにいた時より、楽しくドラムをプレイできるようになったそう。
活き活きとしたんでしょうね。

柴田さんは

  • 旅行好き
  • オーストラリアでバイクの影響を受けた

のですが、それがゆらゆら帝国のドラムに良い影響を与えたことは間違いなさそうです。
「人生の流れ」のようなものをしっかり捉えたんでしょうね。

そんな柴田さんは今何をしてらっしゃるのでしょうか……
情報ください、誰か。
彼のドラムは最高なんです。遊びがあって。適度にラフで。もちろん上手で。

……………
2019年2月12日追記

インタビュー他にありました
https://web.archive.org/web/20160709111824/http://www.tamadrum.co.jp/artist/interview/shibata.html

 

Author: 欲望ソース

too short my life

2 thoughts on “今一度、ゆらゆら帝国 柴田一郎さんのインタビューを読んで一郎さんに思いを馳せる

  1. こんにちは。すでにご存知かもしれまさんが、柴田さんは現在、いちろう名義でソロ活動をされています。オウテカみたいな、ヤバめのエレクトロニクスです。https://m.youtube.com/watch?v=-6akakydqmM
    下北沢シェルターで対バンしたことがあって、非常に腰の低い丁寧な方でした。

    1. ブログ読んでいただき、コメントいただき、ありがとうございます。
      一郎さんの、いちろう名義の活動は承知しておりました。
      最近、その活動があまり見られないので気になってしまいます。
      ところで対バンしたってすごいですね。
      >非常に腰の低い丁寧な方でした。
      こちら、もう少しだけでよいので詳しくお聞かせ願えたら飛んで喜びます……
      ※追記
      (コメントは意向あれ非公開にしますのでよろしくお願いいたします)

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