音楽と”そういうもの”

Hip Tanakaさんのブログを読んで

最近、HipTanakaこと田中宏和さんのブログを読んでいる。

引用http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010213/creat1.htm

彼はカート・コバーンのドキュメンタリー映画について投稿していた。

07/02/2015 “Kurt Cobain: Montage of Heck”

 

引用
———–

“JBの映画の時も感じたけれど
海外は、自然なものケミカル、含め
音楽と”そういうもの“は、切っても切れない関係にあり
そういう描写も多いし
SEX含め、そういう風土、環境って、
ますます薄く遠ざかってる環境の中で生きてる日本な気が
するけれど、そういう人達にはどう写ってるんだろう?
、などと、感じた次第。”
———–

そういうものって何?

田中さんがいう”そういうもの”は明らかにドラッグだ。
そして、ドラッグはSEXと同列に「日本から遠ざかっている」と見ている。
そして「縁のない人たちからは、薬物と音楽の関係はどう見えるんだろう?」と続けている。さて、今の日本で「音楽を聴くときは大麻を吸ってるよ」とおおっぴらに言う人は「ほぼいない」だろう。
世間の空気もそうだし、そもそも法律が禁じているから。
でも僕は、音楽にはいろいろな楽しみ方があっていいと思う。
音楽はセッティング含め、様々な形で楽しめるほうがいい。
例えば、好きな場所、好きな時間、好きな人と、好きなお酒を飲みながら……だから、ぶっちゃけた話、好きなドラッグをやりながら聴いてもいいと思う。
(なんせ、脳を麻痺させるドラッグの”アルコール”は許されているんだから)
大麻、LSD、マジックマッシュルーム、そういうものは本当に「音楽」と相性が良い。
例えば、音色、ビート、サラウンドの感性が変化する。
素面になった時、そのときの感覚を持ち帰ることだってできる。
そういう体験は、人生における音楽体験のバリエーションとして、あっても良いはずだ。

色々叩かれるだろうけど
僕は、今の日本みたいに頭ごなしにドラッグに反対する風潮に反対だ
究極は、個人の裁量に任せてほしい。

そして「ドラッグは有害だから駄目だ」論は却下したい。
それを言うなら「不衛生なものを食っていはいけない」という法律を作るべきだろう。不衛生なものは有害だからだ。
当たり前だが、そんな法律は無い。
法律は必要のないパターナリズムを却下しているからだ。
(つまり僕がいいたいのは、ドラッグ規制は悪しきパターナリズムだということだ)

平和にドラッグを使用する人が存在できる世界を受け入れたほうが、本質的にもっとタフな社会を作る。
もちろん、どんな薬物も過ぎたるは及ばざるが如しだが、愚行権という権利もあるのだから、それも認めるべきだろう。
ドラッグにせよなんにせよ、他者の権利を侵害しない行為は、個人の自由で行いたいもんだ。


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