「風邪」って言うには重すぎるコロナウィルス
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)って、軽症だと風邪と似た症状を引き起こすことがありますよね。
でも、その影響はどう考えても風邪以上なんですよ。
よく知られていると思いますが、感染者の中には、感染から一年以上経った後でも症状が続く人々がいます。
これを「コロナ後遺症」(PCM)と呼んでいます。
重症じゃなくても、コロナ後遺症は一般的
「重症化した患者が長期的な影響を受けると思われがち」ですが、実はそうじゃないんですよね。
非入院患者でもコロナ後遺症が一般的なんです。
それを明らかにした研究があります。
Post-COVID-19 Syndrome in Non-Hospitalized Individuals: Healthcare Situation 2 Years after SARS-CoV-2 Infection
(Archive用)
こちらの研究では、ドイツの非入院参加者304人のうち、210人(69.1%)がコロナ後遺症を持っていたと報告されています。
つまり、当初は完治したように見えた人でも
二年経って、疲労感、運動時の呼吸困難、記憶障害、集中力の欠如など、日常生活に影響を及ぼす症状が続くことがあります。
この研究の対象者は、以下のような特性を持つ人々でした。
- 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)がPCR検査で確認されたが入院治療を必要としなかった人々
- ドイツのアウクスブルク市と郡に住んでいる人々
-
2020年10月21日から2020年11月6日までに公衆衛生部門から研究参加の招待を受け取った人々
-
2020年11月4日から2021年5月26日までにアウクスブルク大学病院で臨床検査と評価を受けた人々
-
2022年6月14日から2022年11月1日までに郵送でアンケートを完了した人々
-
58.2%が女性
後遺症の情報がなさ過ぎる件
上記の研究では、後遺症になった人々は、医療の利用がかなり多くならざるを得ないことも述べられています。
また、大部分の患者ががCOVID-19の後遺症に関する情報が足りないと感じているということが分かりました。
適切な医療提供者を見つけるのも一苦労と。
後遺症に関する情報がまったく足りていないのです。
この研究によって明らかになっているのは、軽症かと思っても、かなり深刻な状況が続きやすいと言うことですよね。
だからこそ、新型コロナウィルスを単なる風邪と考えるのは、その長期的な影響を無視することになり、浅はかすぎる考え方です。
私たちは、このウィルスとその長期的な影響について、もっと深く理解し、適切な対策を講じる必要があるんです。
ガキみたいに反マスとかやってる場合じゃねぇよ。
ガキみたいに反マスとかやってる場合じゃねぇよ。
コメントを残す